応募者がたくさん殺到するどんなオーディションでもそうですが、最終審査に残れるのと残れないのとでは雲泥の差があります。
オーディションはたいていの場合、1回でいきなり合格者が決まってしまうわけではなく、段階を踏んでいくケースが多いです。
1次審査、2次審査、これをクリアすることで最終審査を受けられるのです。これらのハードルを越えることでデビューの可能性が生まれるのです。
しかし最後の審査に通るのは、努力以外にも何かが要ることにもなります。何かとは、つまり才能の可能性もありますし、そのときの運であるともいえます。
ときに実力以外の部分も考慮されて決まるのがオーディションの非情さというもので、そのせいで悔し涙を飲んでいる人は枚挙に暇がないくらいあまたいます。
最終審査で審査員から評価を与えられるようにするためには、結局、全力でオーディションを受けるしかないところに結論が導かれます。
そもそも、オーディションのときだけ頑張れば何とかなるというほどオーディションを簡単に考えてはいけません。むしろオーディションはそれまでどのくらい積み重ねてきたのかを披露する最後の場所ですので、その現在までの積み重ねというものが肝になってくるのです。
なので、オーディション当日に全力で臨むのは当然として、問題はそれまでにどのようなことをしてきたのかが最終審査における明暗を分けます。そこの認識が甘いと最終審査でどうしても詰めが甘くなってしまいますので、それでは突破することができないのです。